「選択技は一つだけ」という状況を自ら作る。
状況に合わせて柔軟に対応することはどうして不利なのか。重要な事柄に対して「柔軟性」は有利ではなく不利に働く。徹底的に頑固な姿勢を貫き、柔軟な姿勢では達成できなかった、長期的な目標に達成している。理由は二つ。一つ目は状況に応じて何度も決断を繰り返すと、判断力が鈍り「決断疲れ」を起こす。決断に疲れた脳は、最も安易な選択技を選ぶようになる。宣誓を立てると、メリット、デメリットを天秤にかけて決断する必要がなくなる。それ以上に思考のエネルギーを使わなくて済む。スティーブジョブが毎日同じ服を着るように。二つ目は、「評価が確率」される。自分のスタンスを知ってもらうことで、自分をゆるぎない存在に見せられる。
「ああいう人だから」とわからせたほうが勝ち
ウォーレンバフェットは「事後交渉は受け付けない主義」である。バフェットに会社を売却したければチャンスは1度。売主は、一度しか、売却価格を提示できない。一度拒まれたら終わり。バフェットは主義を曲げない評価を築き上げ、それにより最初から最高の条件を提示され、互いが折り合えるポイントを探し時間を無駄にすることがなくなった。
失敗の原因を突き止めるたび、人生は上向く
あなたが現実を呑み込まなければ、現実の方があなたを飲み込んでしまう。ーアレックス・ヘイリー
車の「反生産性」 ー車の年間走行距離を年間に走行すると思われる時間で割る、ランドローバーのディスカバリーはおよそ時速60キロ。その車の反生産性は、車の購入費を稼ぐための労働時間+保険や維持費+ガソリン代+反罰金を払うための労働時間+渋滞時間の合計+走行時間を年間走行距離に加える。平均速度は「たったの6KM」歩く速度と変わらない。
テクノロジーは登場した時は素晴らしく、便利に見えるが、人生の質という観点からは反生産的に作用することが多い。良い人生の基本ルールは、本当は必要ないものを排除すること。