アイデアフォライフIdeas for life

”ビジネス、人生に生きる情報メモ帳” 海外在住。会社経営。不動産・ビジネス・経済・哲学・心理学・脳科学・建築・地球環境・教育・歴史に興味あり。人生のメモ帳、戒め帳として綴っています。誤字脱字、中途半端な解説あり。

2020年11月

放射線の研究で数々のノーベル賞受賞したキュリー夫妻、人々の役に立つ研究や発明には人 一人の生涯とお金がかかる。研究費を捻出する為にあらゆる手を尽くした夫妻でしたが、当時世界一高くで売れたであろうラジウム精製法の特許を取得しなかった理由として、マリは「人生最大の報酬とは、知的活動そのものである」と答えている。キュリー夫妻の生涯と研究内容について

この事にも証明されているように、学びや発見が脳の喜びの中で一番深くて、大きいのです。
お子さんの受験勉強、勉強しなさい!大学に行けなければ優良企業に就職できませんよーという
のはモチベーションにはなりません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
下記は2017年6月5日のブログです。ご参考までに・・

商品や服など物質的な喜びは三日から七日、結婚や旅行など経験からの喜びは七日から3ヶ月。一番長く継続する喜びは何だろう・・・知識。


「脳科学から見た中学受験」茂木健一郎


「学ぶということは、脳にとって最も嬉しいことであって、受験をすることは一番楽しいことである」ということです。そして、「勉強するのが楽しいと思える人の結果が一番良い」ということをお話して、そう思えるようになるためにはどうしたらいいのかをお伝えできればと思います。

世間では、「受験というものは苦しいものである」と言われがちです。
「受験=苦しいもの」と「受験=楽しい」、一見相反するこの二つを結びつけることはできるのでしょうか。

実は、脳というのは、苦しくないと楽しみの一番頂点に行けないのです。楽をすると楽しいのではなく、苦しいことをやるからこそ楽しいのです。
受験に失敗しないための、脳のメカニズム

私は受験で一度も失敗をしたことがありません。
どうしてだと思いますか?
去年、その理由がきわめて単純な図式だということに気が付きました。
脳にはドーパミンという物質があります。ドーパミンは嬉しいことがあると放出する物質です。
たとえば、ビール好きな人がビールを飲むとドーパミンが出る。実はこのとき、脳の中では、「ドーパミンが出る前に行われていた行動が強化する」という「強化学習」が起こります。ビールを飲んでドーパミンが出ると、そのビールを飲むという行動が強化されるのです。これがビールの強化学習です(笑

誰かに会った時にドーパミンが出ると、その人に会うという行動が強化されて、もっとその人に会いたくなる。これが恋愛の強化学習です。

この「強化学習」というメカニズムが、脳の学びを考える上で一番大事なことです。

学習は、「答えを出すもの」ではありません。この「強化学習」のもっとも大事なところは、正解がないというところなのです。
たとえば、「チョコレートを食べる」→「ドーパミンが出る」→「もっと食べたくなる」という強化学習をします。ですが、チョコレートを食べるということは、果たして正解だと言えるのでしょうか?これはわかりません。世の中にはいろんな食べ物があって、好きなものは人それぞれ違います。何を食べて強化学習を起こすか、正解はないのです。

これは勉強も同じです。
たとえば「算数の問題を解く」→「ドーパミンが出る」。そうすると算数の問題を解くということが強化されます。強化されると「もっと算数の問題を解く」→「ドーパミンが出る」→「強化される」……。
このようにどんどん算数の問題を解くという行動が強化されます。
算数が苦手な子は、単に「強化学習」のサイクルが回っていないのです。回れば苦手ではなくなりますが、回るということが正解だとわからないから、算数をやる人もいればやらない人もいる。

皆さんにも得意・不得意があると思います。ですが、得意・不得意というのは生まれつきのものではありませんし、その人の性格と関係していることでもありません。たまたま、「強化学習」のサイクルが回っていないので苦手としているのです。

「強化学習」のサイクルの回し方について、いくつかポイントがあります。
まず、子どもにとって、人に褒められるということは大変大きなドーパミンを出すきっかけになるということです。よく「褒めて育てると良い」といいますが、これは脳科学的に言うと事実です。もちろん叱ったり注意することも大事です。ですが、99回叱ったら、それは100回目に褒めるときのための準備だと思ってください。褒めることでしか脳の学習は完結しません。99回叱っていても最後の1を褒めてあげなければ、その子はいじけるだけです。
褒めるポイントとして、大事なことがあります。褒めると脳の中でドーパミンが出ますが、出るタイミングがずれると効果がありません。良いことをしたら即座に褒める。つまり親は、褒めのアスリートでなければいけません。
いつも子どもの様子を見ていないと、いいタイミングで褒めてあげられることができません。常に子供の様子を見ていることが、大事なんですよ。

「強化学習」のサイクルは、軌道にのって、調子が出てくると、あとは勝手に回ってくれます。それができない人は、最初のきっかけがつかめていない。最初の1、2回転がものすごく難しいんですよ。「強化学習」のサイクルに邪魔になるもの、それは他人と比べての劣等感です。劣等感を持つと、最初のアクションを起こさなくなります。アクションを起こさなければ「強化学習」のサイクルは回りません。

勉強ができる子と出来ない子の時間の使い方

勉強のできない子は、とにかく勉強をするまでの時間がすごく長い。「あの長い針が12時まできたら勉強しよう…」とか「机が散らかっているから、整理整頓してからやる」とか。それに比べて、勉強できる子は、パッと始めます。
私は「一秒集中法」と言っていますが、勉強しようと思ったら、一秒で集中する。状況とか気にしない。
脳の前頭葉には集中に使う回路があります。この回路というものは、筋肉と同じで、鍛えることができるんです。生まれつき集中しやすい人と集中しにくい人がいるわけではありません。
筋肉は、毎日腕立て伏せや腹筋を鍛えていればだんだんと付いてきます。脳も同じなんです。「一秒集中法」をずっとやっていれば、脳も鍛えることができます。最初はなかなかできません。そうすると、だんだん嫌になってしまってやめちゃう。それではダメです。最初はできないと思いますが、とにかく続けることが大事。そうしたら本当にそのうちできるようになります。

もう一つ、ドーパミンは優しすぎても難しすぎても出ません。 優しすぎると脳がなまけてしまって、難しすぎると無力感を感じてしまいます。ちょうど良い難易度でなくてはいけません。 理想的には本人が、自分の実力を全力出して、やっと超えられるようなハードルがあると、そのハードルを越えた時に一番良質のドーパミンが出るわけです。 「強化学習」のサイクルが最も回る。

では、どうしたら良い難易度を見つけられるのでしょうか。
自分で問題を選んで、自分で問題を解くということが一番良いのですが、これがなかなか習慣としてできていない子が多いようですね。

今は受験が盛んになって、小学校中学校の時から、塾などで勉強のカリキュラムが組まれているような時代ですと、子どもは待ちの姿勢になってしまうんです。これだと、自分で難易度を見極めて調整するということができません。

そこで、難易度を調整する方法がいくつかありますが、一番重要な方法は、時間です。受験勉強の道具として、必ずストップウォッチは用意していただきたい。

時間制限を変えることで、難易度を変えることができるのです。どんなにやさしい問題でも、短い時間でやることによって難易度が上がります。制限時間30分の問題があったら、最初にどれくらいでできそうか見る。10分でできると決めたら、あとはストップウォッチを押して、ひたすら解きます。出来た時はそれで良し。出来なかった時は、今度やるときには少し時間を緩くする。余裕で出来た時は、もっと時間を短くする。そうやって、繰り返えし問題を解いていくと、難易度を見極められるようになります。自分の限界を超えていくのが勉強です。是非、お子さまにそういう習慣を身につけさせてください。それさえ出来れば、後はほっておいて大丈夫ですよ。

受験の最終目的とは?

受験とは何のためにやるものなのでしょうか。 一流大学に入ることが最終目的ではありません。受験を考える上で、一番良いのは、本当の学問への情熱を掻き立てる、本当の学ぶ喜びを味あわせることだと私は思います。その小さな副産物として、一流大学の合格があるというのが理想です。 最後に一言だけ。「脳の喜びの中で、学びの喜びが一番深く、大きい」ということだけは、ぜひ覚えておいてください。 頭の学びというのは制限がありません。 私は今、大学受験をしていた時より、はるかに勉強しています。でも楽しくてしょうがないんです。全てを楽しむという境地に達すれば、本当に人生素晴らしいですよ。 このことに気が付けば今日聞いた方が、全員東大に入っちゃうんじゃないかと恐れています(笑

学究社より抜粋
http://pr.inter-edu.com/090323/

資本主義の終わりの始まり。10年国債の利子率が2%を下回ると、資本家が投資をしてオフィスや工場を作っても、資本家が満足できるリターンが得られない事を意味する。
英米では1970年代から利子率下落が始まり、利潤低下の穴埋めの為、金融工学やデジタル化によって資本主義の延命を行うが、結局バブル生成と崩壊を繰り返すだけであった。バブル生成過程で富が上位1%に集中し、バブル崩壊の過程で国家が公的資金を注入し、巨大金融機構が救済される一方、負担はバブル崩壊でリストラにあうなどの形で中間層に向けられ、貧困層に転落。
日本では1997年に始まった資本主義の終わりのはじまり。利子率低下は裏を返せば、設備投資をしても十分な利益を生まない、過剰設備になることを意味する。過剰債務の返済に必要なキャッシュフローを生み出すために、企業のリストラ加速、賃金低下、それが経済のデフレ化をもたらす。

今やグローバリゼーションで日本だけでなく世界中でゼロ金利、マイナス金利が行われている。もはや利潤をあげる空間のないところで無理やり利潤を追求する構造改革という名のリストラや中小企業再編のシワ寄せは、格差や貧困となり弱者に集中。実物経済の需要縮小している英米、日本では株価と不動産が上昇しただけで、石油、電気、食費を除く物価水準に目立った変化なし。つまりグローバリゼーションにより金融経済が全面化した1995年以降の世界では、マネーを増やしても国内物価の上昇に繋がっていない。量的緩和政策によりマネーを増やせば増やす程、物価ではなく資産価格の上昇、つまりバブルをもたらす。しかもグローバリゼーション時代では、このバブルは自国に起きるかどうかもわからない。
グローバリゼーションにより新興国が台頭している以上、新興国で消費されるものは新興国で生産するので、先進国が輸出主導で成長すると言う状況も難しい。
緩和を縮小すればバブルが崩壊するので、量的緩和に完全な出口はない。

もはや近代資本主義の中で次なる覇権は生まれず、次の覇権は資本主義とは異なるシステムを構築した国が握る。そしてその可能性を秘めているのは、いち早く近代のピークを過ぎた日本だが、成長戦略を行っている限りそれはない。

雇用なき経済成長でしか資本主義が維持できなくなった現在、経済成長を目的とする経済政策は英米を見てわかるように、格差社会を悪化させ暴動や分断を起こす。日本ではパソナの派遣等に見られる非正規を生み、貧困を生む。
貨幣を増加させても、資産バブルを生むのみ。
また積極的な財政出動を行っても、経済が需要の飽和点に達している今、過剰設備を維持する為に固定資本消耗を一層膨らまし、内需拡大どころか賃金を圧迫し、雇用なき経済成長の元凶となる。

つまり、過剰な金融緩和と財政出動によって成長を追い求めると、バブル崩壊と過剰設備により国民の賃金は更に削減され、中間所得層が貧困層へ落ち失業者が増える。
日米英仏独の先進国は「より早く、遠くへ、合理的に」を行動原理とした近代資本主義とは異なるシステムを構築しなければならない。

さて次なるシステムだが、グローバリゼーションではなくローカライゼーション。
先ずは税によるベーシックインカムに移行し、AIやロボット化が出来る仕事を自動化する、人間はお金になるならないかは問わず、社会に有益な仕事を行う。やがて税収が減るので、地域通貨に移行し、

地域内の農産物やサービス利用時に交換、最低限の生活が可能となる。
そう簡単には行かないが、マネーのベロシティが加速、フロンティアと言われるアジアとアフリカが数年で飽和し崩壊するのは時間の問題。資本主義の終わりが近づいている今、次なるシステム構築を模索

↑このページのトップヘ