自分に自信があり、本当に満足している人は謙虚で不必要にアピールしない。また他人をあからさまには否定をせず、その意見の方が正しいかもしれないという態度気持ちで聞いたうえで、周囲の人達も、自分自身に満足できるように、助けたいと思う。攻撃的で傲慢で、相手を傷つけるような行動をする人は、例外なく自尊心の欠如を表し、他人を引きずり下ろすことでしか自分に自信が持てない。

自分の心的状態で他人の気持ちや心の状態を推し量ってはならない。自分に厳しく、他人に優しく。寛容さを失うと、どうしてわからないの、どうしてあいつはこうなのか、負けまい、勝ってやろう、という気持ちが現れ、積極心を失う。「気に入らぬ、風もあろうに、柳かな」寛容さを失わない人生理念が大切。  

他人を理解しようとする時に必要なのは謙虚さと寛容さ

  • 一人の人物やその思想を理解しようとするならば、まずその人の性格、生きてきた環境、そして、そこでの反応態度をみつめなければならない。
  • 人は自分の体験と学問の範囲でものを言う。範囲を超えると人は、うそ(否定)ほんと(疑惑)信じられない(不信)と拒絶的態度にでる

謙虚とは
控え目で、つつましいこと。へりくだって、すなおに相手の意見などを受け入れること。また、そのさま。

寛容とは
心が広くて、よく人の言動を受け入れること。他の罪や欠点などをきびしく責めないこと。また、そのさま。
「不完全の中に調和はありえない」
  • 宇宙を含めて、この世は全てもちつもたれつで成り立っている事を忘れるな。たとえ勇気と信念をもって時物にあたっても、不完全な成果しか得られない場合がある。それは「調和」を無視した結果である。
凡人は敵対し、優れし人は「和合」する。
  • 喧嘩するより、仲良くすることをまず考える。
  • 反省は、その人が自己の心を、その人の本当の心に照らして熟考するもので、他人から言われてするものではない。
自信のある人は自己を責めて、人を責めない。