サン=テグジュペリ名言

操縦士で作家、作品は星の王子さま。映画『紅の豚』で、1920年代の飛行艇乗りを描いた宮崎駿のモデル

心で見なくちゃ、

ものごとはよく見えないってことさ。

かんじんなことは、

目に見えないんだよ。



努めなければならないのは、

自分を完成させることだ。



人に好かれるには、

同情しさえすればいい。

でも、ぼくはめったに同情しないし、

同情しても隠すことにしている。


 

人生には解決法なんかないんだ。

あるのは、前に進む力だけだ。

解決法は、後からついてくるものさ。



ぼくは、あの星のなかの一つに住むんだ。

その一つの星のなかで笑うんだ。

だから、きみが夜、空をながめたら、

星がみんな笑ってるように見えるだろう。



人間たちはもう時間がなくなりすぎて

ほんとうには、なにも知ることができないでいる。

なにもかもできあがった品を、店で買う。

でも友だちを売ってる店なんてないから

人間たちにはもう友だちがいない。


 

本当の愛は、

もはや何一つ

見返りを望まないところに始まるのだ。



あなた自身を与えれば、

与えた以上のものを受け取るだろう。



愛は、お互いを見つめ合うことではなく、

ともに同じ方向を見つめることである。



人間はね、

急行列車で走りまわっているけれど、

何を探しているのか自分でもわかっていない。


 

君という人間は

君の行為自体の中に宿っている。

君の行為こそ君なのだ。

もうそれ以外のところに君はない!



人間は充実を求めているのであって、

幸福を求めているのではない。

おとなは、だれも、はじめは子供だった。

しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、

いくらもいない。



計画のない目標は、

ただの願い事にすぎない。


 

救いは一歩踏み出すことだ。

さてもう一歩。

そしてこの同じ一歩を繰り返すのだ。


 

地球は先祖から受け継いでいるのではない、

子どもたちから借りたものだ。


 

自分の内側を見てみても、

ぼくは自分以外のものと

出会ったことがない。



人間であることは、

自分の意志をそこに据えながら

世界の建設に参加しているのだと

感ずることである。



もし誰かが、何百万もの星のなかの

たったひとつの星にしかない

一本の花を愛していたなら、

そのたくさんの星をながめるだけで、

その人は幸せになれる。

 


心を高揚させる勝利もあれば、

堕落させる勝利もある。

心を打ちひしぐ敗北もあれば、

目覚めさせる敗北もある。



ぼくがこれほど、

あなたに執着しているのは、

たぶんあなたを、

自分で勝手につくりあげているからだ。



生きながらえるためには、

服従すべきであり、

存在しつづけるためには、

戦うべきである。


 

一滴の水が、

どうして己を大河と知るであろうか?

だが大河は流れているのだ。

樹木を作る細胞の一つ一つが、

どうして己を樹木と知るであろうか?

だが、樹木は伸び広がっているのだ。



純粋論理学は精神の破滅です。

未来とは、

あなたが予知しようとするものではなく、

自分で可能にするものだ。



他人を裁くより

自分を裁く方がずっと難しい。


 

不思議なことが多すぎると、

それに逆らおうなんて気がしないものだ。



ぼくたちは、

たとえどんな小さなものであろうと、

自分の役割を自覚したときにだけ、

幸福になれる。


 

ひとりの人間の死とともに、

未知の世界がひとつ失われる。

 


どこにでも好きな方に歩いていける。

ぼくは自由だ… 

だが、この自由はほろ苦かった。

世界と自分が、

どれだけつながっていないかを思い知らされた。


 

利害を越えた究極の目的を人と共有する時、

初めて心のままに生きることができる。


 

本当の贅沢というものは、

たったひとつしかない。

それは人間関係に恵まれることだ。



人間は真理を発見するのではない。

人間は真理を創造するのだ。



歩みだけが重要である。

歩みこそ、持続するものであって、

目的地ではないからである。


 

砂漠が美しいのは、

どこかに井戸をかくしているからだよ。

 


真実の愛は無限です。

与えれば与えるほど大きくなる。



船を造りたいのなら、

男どもを森に集めたり、

仕事を割り振って命令したりする必要はない。

代わりに、彼らに

広大で無限な海の存在を説けばいい。



あんたが、あんたのバラの花を

とてもたいせつに思ってるのはね、

そのバラの花のために、

ひまつぶししたからだよ。

 


人間であるとは、

まさに責任を持つことだ。

自分には関係がないような悲惨を前にして、

恥を知ることだ。



人間は、

障害にむきあったときに、

自らを発見するのだ。


 


完璧がついに達成されるのは、

何も加えるものがなくなった時ではなく、

何も削るものがなくなった時である。



探しているものは、

たった一輪のバラや

ほんの少しの水の中にも見つかるはずだ。



いったん出来事のうずの中に

身をおいてしまえば、

人はおびえないものだ。

人を不安にさせるのは、

未知のことだけだ。

 


やはりお前は、

お前の生命を投げ出させるものによってしか

生き得ないのだ。

死を拒否する者は、

生命をも拒否する。



僕の命を救ったのは、他でもない。

このささやかなほほ笑みだったんだ。