アイデアフォライフIdeas for life

”ビジネス、人生に生きる情報メモ帳” 海外在住。会社経営。不動産・ビジネス・経済・哲学・心理学・脳科学・建築・地球環境・教育・歴史に興味あり。人生のメモ帳、戒め帳として綴っています。誤字脱字、中途半端な解説あり。

カテゴリ: 健康

◉オーソモレキュラー 分子整合栄養医学:病気や不調を薬ではなく最適な栄養素を使っって改善する。
◉ランセット科学雑誌の夜と、脂肪摂取割合が高い人は死亡率が下がり、炭水化物摂取量が多い人は死亡率が高い。野菜は豆は従来考えているほど取らなくて良い。
◉脳の栄養はタンパク質、鉄、フェリチン貯蔵量であり、脳の神経伝達物質の主原料であり、糖質ではない。血糖値が上下するのは脳に良くない。
◉脳の安定に不可欠な栄養素はビタミンB群 豚肉 レバーあさり ごま しじみ
やる気の源ドーパミン、集中力を高めるノルアドレナリン、幸せ気分のセロトニン
◉亜鉛は細胞活性化に重要で不足すると、肌荒れ抜け毛、アトピー性皮膚炎の原因になる。赤肉、貝類、牡蠣やうなぎ、レバー、海藻類、チーズ、チョコレート、魚
◉食べる順序:1肉や魚や卵 2野菜 3お腹に余裕があればご飯 血糖値の観点から繊維のあるサラダが一般的だが、大事なタンパク質が最初。
◉外食:ラーメンパスタ丼モノなどの一品ものは避ける。定食屋やファミレスで数種類の食物を食べる方が血糖値が緩やかに上昇するので良い。
◉同じものを毎日食べず、肉の種類や野菜も毎日変えることにより、遅延性アレルギーを防ぐ
◉オイル:良い油を摂取する。ココナッツオイル、ココナッツバター、牛脂は脳へのエネルギー補給。オメガ3系 亜麻仁 エゴマ 青魚の油。オメガ9系のオリーブオイルで体に悪いオメガ6系サラダ油をリプレイス。

アレルギー
◉小麦は腸を荒らし、腸に穴が開く。穴が開くと、分解されないタンパク質が通りアレルギーとなる。
腸にとってNGなのはグルテンとカゼイン。カゼインは乳タンパク質に多く含まれるので牛乳やヨーグルトは我慢。ヨーグルトは乳酸菌が良いのであり、乳製品が良いわけではない。花粉症を治すのに必要なのはビタミンD(しらす、しゃけ、いくら、キクラゲ、イワシ、干し椎茸)
◉亜鉛は細胞分裂に必要ミネラル、免疫細胞の働きを高める。(牡蠣、赤身、レバー)
◉細胞の寿命。寿命が長い細胞の代表は脳細胞。人間の一生と同じくらい長い。内臓の細胞寿命は短い。2−3日で新しい細胞に入れ替わる。今日食べたものは3日後の粘膜となる。
◉腸は第二の脳。腸ではドーパミンやセロトニンという脳で働く神経伝達物質を作る。不安を解消したり、幸せを感じるセロトニンに至っては9割が腸で作られる。
◉炎症を抑えるにはオメガ3系脂肪酸。青魚の油、エゴマ、しそ、亜麻仁。熱に弱く酸化するので、ドレッシングに使う。
◉鉄欠乏症の女性は花粉症やアレルギーになりやすい。レバー赤肉、魚がよい。ほうれん草やひじきなどの植物性は吸収率が悪い。
◉亜鉛は細胞分裂を活性化させ、新陳代謝を促す役割。免疫システムで重要な役割の白血球は亜鉛が不足すると減少する。粘膜を強くするビタミンAの働きを助ける役割もあるのでアレルギーの緩和に重要。牡蠣が良い。

ストレス
◉オーソモレキュラーの敵はストレス
肉を食べ、タンパク質を摂取しても、タンパク質が脳の神経伝達物質などに変換される際には、ビタミンB群が欠かせない。タンパク質と同じぐらい重要。しかしビタミンB群は簡単に消費される、例えば糖質の取りすぎやアルコールなどでもビタミンBが消費されます。中でも一番影響力が大きいのはストレス。
例:難解な数学のテストを数日にかけて数回行い、その後に尿中に出るビタミンB代謝産物を調べたところ、1回目のテストの時点でビタミンB消費が始まり、テストをやめて3日経過しても代謝物が増え続けた。ストレスを断ち切ることはできませんが、サプリなどでビタミンBを補充することで、ストレスに立ち向かうことができる。

タンパク質必要量
◉体重1kgあたりタンパク質必要量は1−1.5g 体重50kgの場合 1日600g 1食200g 手のひら二つ分
◉グルテンとカゼインはダメ。腸にとって良いのは乳酸菌であり、ヨーグルトではない。乳酸菌はぬか漬けやキムチからとる。バターは乳製品だが、バターには乳由来のタンパク質がほとんど含まれていないからOK.

栄養面からのアプローチで子供は変わる。
◉イギリス科学雑誌ランセットによると、「ADHDの子供と食物アレルギーの関係」
ADHD :注意欠陥多動性障害、落ち着きがない、ぼんやりする、注意力がない。
遅延性アレルギーのあるADHDの子供たちがアレルゲンである食材を排除したところ、約半数の子供たちのADHD的な行動に顕著な改善が見られた。
◉アメリカ精神科医マイケル・レッサー博士は「多くの心の病(精神疾患)にはアレルギーが関与している。」と繰り返し力説しています。
食事を変えるだけで親子の間に笑顔が戻るとすれば、やってみて損はない。

集中力のある子ほど栄養には気をつけてる。
◉発達障害の特性は、一つのことに対して驚くべき集中力を発揮する。絵を描く、パズル、将棋等 物凄い勢いで栄養素が消費される。脳の神経伝達物質を作るのはタンパク質とビタミンB群。問題は栄養を使うだけ使って補充されない場合、脳の栄養不足に陥る。うつ病などの精神疾患になる可能性がある。

不妊治療
◉男性の場合は栄養状態が改善されると1−2週間で精子の量、質、動きが良くなる。女性の場合は卵子や子宮内膜やホルモンの材料になる栄養を増やすことで卵子のグレードが上がる。
◉コレステロール摂取でホルモンを作る:肝臓から脳へ:プレグネロン
ー性ホルモン
ーコルチゾール:ストレス耐性
ーアルドステロン:血圧を保つ
卵、良質な脂肪、鉄分、レバー
◉子宮内膜を厚くするためには細胞分裂を促す必要がある。
ビタミンA:レバー、人参、うなぎ
ビタミンD:シャケ:しらす:きのこ
ビタミンE:アーモンド:アボガド:たらこ
◉男性精巣強化
亜鉛:牡蠣、レバー、赤肉
DHA:青魚、エゴマ油、亜麻仁油
コレステロール:卵
 
加工食品やスナック菓子はリン酸が含まれている。Phosphate含有量下記リンク
 
リン酸は亜鉛の吸収を妨げるので気をつける。
 

スタンフォード睡眠研究所 西野精治教授

◉睡眠負債を治す方法
毎日14時間ベッドに入り、自分に適した睡眠時間を再確認する。
最初はほとんどの人が13時間寝る、その後10時間、3週間後8.2時間となり、その後は増減せず落ち着く。

脳科学者 茂木健一郎さん

◉幸福感に包まれる「音」を聴くと脳内の神経伝達物質のドーパミンが分泌され、よく眠れます。
波の音、小川のせせらぎ音は、揺らぎ音、規則正しい中に不規則な音が混じり、人間の心拍や呼吸、ノンレム睡眠時の脳はにも共通しているため、リラックス効果が高い。モーツアルトやボサノバ、クラシック、BBCラジオ、Radio4を小音量でかけると、心地よい睡眠導入に役立つ。
すぐに眠れなくても焦らず、体を横にしてリラックスしているだけでも体や脳の疲労は回復する。

◉よく眠れるシーツの色。プライミング効果、先行する刺激が後の行為や近く、意味づけに影響を与えること。料理の盛り付けで美味しく感じる。心が落ち着く寒色系や低彩度 青や緑や紫、感情が高ぶる赤系オレンジ等は控える。綿、麻、シルクなどの肌さわり、空調、音、光、枕も大事。

医学博士 白濱龍太郎さん

◉質の高い睡眠には深部体温が関係している。深部体温とは内臓など体の内部の体温のこと。反対は皮膚体温。深部体温の昼夜の差を大きくすることで深い眠りにつける。夕方のピーク時に体温が上がり、夜体温が下がるのが健康的。深部体温はメラトニンというホルモンに影響、メラトニンは睡眠時に多く分泌され、朝目覚めて太陽の光を浴びると、脳の指令で分泌が止まる。寝る前のブルーライトは自然の光との関係を乱し眠りの質を落とす原因。
◉寝る2−3時間前にウォーキングやストレッチなどの有酸素運動をし、体温を上げる。布団に入る際は体温が下がり自然と眠れる。
質の高い眠りには、汗を吸い取り体温を下げるパジャマが必要。

秋田大学大学院医学系研究科精神科学講座教授 三島和夫さん

◉朝型昼型とでは体内時計に6時間差があり、遺伝的影響が大きい。健康やパフォーマンスに大切なのは早寝早起きではなく、自分にあった睡眠。若い方が長い睡眠時間が必要であり、朝起きるのが辛いが、年をとるにつれて睡眠時間が短くなり、早起きになる。
◉適正睡眠時間は人それぞれであり、調べるには7−10日特殊な実験室に入る必要がある。
◉睡眠3時間以内に脂質を取る人はBMIが高い。夕食は寝る3時間前に取る方が良い。

コーネル大学の社会心理学者 ジェームスマース教授

◉昼の30分未満の昼寝は、時間当たりの睡眠の効果が最大化するパワーナップと呼ばれる。
睡眠時間が足りない場合は、昼寝をすると良い。

東京疲労睡眠クリニック院長 梶本修身さん

◉昼寝ができなくとも、1分でも良いので目をつぶってボーッとする時間を作ることが大事。脳の自律神経を休めることができる。 
◉寝る姿勢は仰向けではなく横向き。右を下にして横向きに寝ると、胃での消化吸収がよくなる。
人間の頭は5kgあるので、頭を支える高さが必要。高反発枕と抱き枕を太ももに挟み、シムス体位で寝る。
  

AGE牧田クリニック
◉眠くならないランチの取り方。
糖分が眠気を誘う。血糖値が200mgを超える、あるいは70mlを切ると 人間の集中力が低下、眠気やイライラを引き起こす。
ご飯、ケーキ、パン、いも、麺類は控える。寿司、丼物、パスタはダメ、その代わり野菜や海藻類のミネラル、ビタミンと肉、魚、豆腐などのタンパク質を摂取すると良い。
◉食べ合わせ。炭水化物を取るときは、オリーブオイルやバター、野菜肉などのタンパク質や脂肪とともに取ることで、体内の糖質を抑えられる。食パンにはバター、蕎麦なら天ぷら、牛丼より和定食やスープサラダ付きのステーキ定食。 腹7分目。ランチ後はすぐ20分歩く。
ダメなランチ:おにぎり2個とジュース、牛丼やバーガー、ざる蕎麦のみ。
◉医学的に正しい食事術。コーヒーはカフェインがあるのですが、糖尿病や動脈硬化を抑える効果がある。1日数杯程度を夕方以前に飲むと良い。夕方以降はハーブティ・ローズマリー、カモミール、ラベンダー、ペパーミント等のデカフェ。
◉上質な眠りのためには食事は睡眠の4時間前まで。 

温泉療法専門医、博士 早坂信哉さん

◉人間は体温が下がると眠くなる。入浴すると体温が上がります、そのタイミングで就寝すれば寝つきが良くなる。入浴後90分で体温がさがるので、お風呂を出てから1時間半後を目安にベッドに入る。
◉就寝前の入浴の効果。副交感神経を優位にしリラックス、さらに体を修復してくれる。
◉お風呂のお湯の温度は40度。40歳以上は皮膚の老化により熱さに対する感覚が鈍るので42度にあげたくなるが、逆に交感神経を刺激して、血圧を上げ動脈硬化を促し、血液粘度が上がることにより血栓や脳卒中、心筋梗塞が起こるリスクを上げてします。適度な温度を保つことが大事。
浸かる時間は10−15分、それ以上は熱中症、脱水症の原因。朝風呂は体への負担が高く、特に良くないのは入浴による血圧変動。朝は血圧が上がりやすいので、脳卒中や心筋梗塞の発生が高い時間。また朝入浴すると1時間後に体温が下がり眠くなり、パフォーマンスが落ちる。朝目を覚ましたいときは、42度の熱めのシャワーで交感神経を刺激すると良い。朝の1分シャワーで夜まで加齢臭を防げる。 
◉早く目覚めてしまう場合の解決法。高齢になると1日の長さを決めるホルモンのメラトニンが減少、睡眠時間はどんどん早い方にずれて、早寝早起きになる。ところが多くの人が睡眠時間は長い方が良いと思い込み、もっと寝なければと就寝時刻を一層早くしてしまう。その結果さらに起床時刻が早くなる。対策は「遅寝遅起き」をすること。30分単位で少しづつ遅寝、遅起きにシフト。
◉眠った感じがしない場合の解決法。長時間寝ているはずなのに、熟眠感がない。睡眠圧という仕組みがある、連続して起きている時間が長いほど、その後の睡眠が深くなる。睡眠物質が関係する。私たちが起きている間、脳内には睡眠物質が溜まっていきます。睡眠が始まると睡眠物質は分解されていき、目がさめる。ところが、夕方にうたた寝をすると、せっかく日中に溜まった睡眠ぶっつ質が分解されてしまう。まずは、ひとまとまりの睡眠を作るようにする。睡眠の質を決める「深部体温」も重要。深部体温は、内臓など体の内部の温度で、1日のうちで上がったり下がったりを繰り返すが、起きてから11時間後に最高になることがわかっている。この時の最高体温が高いほど、その後ズドンと下がり、ぐっすり眠ることができる。まず休日の夕方に体を動かし、深部体温を上げる。また深部体温のピークは今日運動をして高くなると、翌日も運動をしなくても少し高くなる傾向がある。土日の2日と平日の1−2日だけでも、夕方に少し歩いて体を動かすと、深部体温のピークが上がっていく。 
◉途中で起きる。夜中に目覚めた後眠れなくなる原因は、時計を見てしまうことにある。夜中に目が覚めた時、時計を見て時刻を確認すると、同じ時刻に目が覚めhやすくなる。目が覚めても時計を見ないようにすることが大事。このメカニズムはまだ解明されていないが、コルチゾールが関係していることがわかっている。コルチゾールは、起床時刻の3時間前から分泌され始め、1時間前に急激に増え、起きる準備が整うように起床準備をするホルモン。夜中に目覚めて時計を確認すると、翌日からは、その時刻に向けて分泌され、起きる準備を始めるようになる。寝室に時計を置くのは良いが、夜中に起きた時にも時計は見ないようにする。併せて、「自己覚醒方」も行います。寝る前に「明日は何時に起きる」と起床時刻を3回となえるというもの。これを行うだけで、コルチゾールが起床時刻に向けて分泌されて起きる準備ができる、もし夜中に目が覚めても、◉時に起きると寝る前に決めた起床時刻を3回唱え流。すると、脳のプログラムは書き換えられるので、続ければ夜中に目がさめることは減る。

原因は、糖質の摂りすぎ
砂糖や清涼飲料水、精製炭水化物など糖質を摂ると、ビタミンB群が不足し、特にビタミンB7が不足することでヒスタミンが増加し、痒みやアレルギー反応が起こる。
また、小腸が炎症を起こして小さな穴が開き、アレルギーがおきたり、カンジダ菌が増えて痒みがおこる。糖質を控えて、サプリでビタミンB群を補給するようにすると、何日かで症状がおさまってきます。

ビタミンB7の多い食品

牛レバー 75.0μg 50gでは37.5μg
乾燥大豆 60.0μg 25gでは15.0μg
25.0μg 1個 50gでは12.5μg
ヨーグルト 3.5μg カップ1杯 120gでは4.2μg
牛乳 3.0μg 1本200ccでは6.0μg
サケ 7.4μg 1切れ60gでは4.4μg
ニシン 4.5μg 1/2尾 120gでは5.4μg
トマト 4.0μg 1/3個 70gでは2.8μg
ほうれん草 6.9μg 1/4わ 50gでは1.7μg 可食部100gあたり

その他、玄米、カキ、タラ、たまねぎ、インゲン豆、白米、にんじん、卵
http://www11.ocn.ne.jp/~tuchiya/vitaminb7.htm

一日50が目安

ビオチンについて
http://allabout.co.jp/gm/gc/65381/
 

新聞や出版業界の衰退により多くのジャーナリストが職を失っているというニュースを最近良く耳にするようになりました。欧米の大手新聞社は、記事を読むためには会員登録をさせたり、数多くのポップアップ広告などを入れてなんとか衰退を防ごうとしていますが、長い間、お金や権力によってメディアを支配してきた人達にとっては、方向変換が難しい時代なのかもしれません。

新聞社_衰退↑もう若者が「紙」を手に取ることは少ない。

伝統的なメディアを運営する企業が、時代の変化で大きく苦戦するなか、ギリシャ語の強いアクセントで、メディアとジャーナリストの未来をものすごく楽観的に語る女性がいます。

「ジャーナリストの黄金時代が始まろうとしています。」

アリアナ・ハフィントン↑メディア界で最も影響力のある女性。

このように語るのは、月間3300万人以上のユーザーが訪れるハフィントン・ポストの創業者、アリアナ・ハフィントンさんです。2005年にハフィントン・ポストを立ち上げると、ブロガーやジャーナリストが無償で記事を投稿したくなるようなプラットフォームを作り上げ、数年で一気に拡大し、アリアナ・ハフィントン↑3000人近くのブロガーが無料で記事を提供している。

アリアナさんはハフィントン・ポストのアクセス数がもの凄い勢いで伸びていることを背景に、「ジャーナリストが新聞に依存する時代は終わった」と断言しており、新聞社に記事を渡して数万円貰うよりも、無料で記事を書き、たくさんの人に自分の記事を読んでもらうことで、自分の影響力を広げる方が価値をもたらす時代になっていくだろうと予測しています。

HuffingtonPost↑無料で記事を書くが、多くのユーザーに読んでもらえる。

アリアナさんがハフィントン・ポストをAOLに売却した時、ブロガーやジャーナリストの無償の投稿によって、ハフィントン・ポストが成り立っているのだから、彼らにもお金を渡すべきではないか?という意見もありました。しかし、お金を貰うよりも、多くの人に読んでもらうことの方が価値があると信じているアリアナさんは、登録しているブロガーとジャーナリスト全員に次のようなEmailを送りました。

「アメリカ国内で1170万人のユーザーが訪れるハフィントン・ポストと世界で2500万人のユーザーを持つAOLが一緒になりました。あなたの投稿は国内に留まらず、国境を超えて世界中にインパクトを与える存在になったのです。」

ハフィントン・ポスト↑arianna@huffingtonpost.com いつでもメールして!いろいろな意見を聞きたいの。

ギリシャで生まれ、16歳でギリシャ語のアクセントに苦労しながらケンブリッジ大学に入学、億万長者と結婚したことでアメリカに移り住みますが、夫が同姓愛者であることを告白し離婚と、様々な角度から世の中を見てきたアリアナさんだからこそ、無料でも喜んで記事を投稿するプラットフォーム、ハフィントン・ポストを作ることができたのかもしれません。

そんなちょっと変わった人生を歩んできているアリアナさんですが、普段はどんなことに気をつけて生活をしているのでしょうか。

会社の昼寝ルームはいつも予約でいっぱいよ。

アリアナ・ハフィントン↑どんなに忙しいくても8時間の睡眠は欠かさないアリアナさん。

経営者やビジネスマンの中には、生活習慣などは一切かえりみず働き続ける人と、自分のライフスタイルに合わせて、一定の「ルール」を設けることで自分をマネージメントし、周りからは少し違った視点で、世の中を観察することで創造性を発揮する人たちがいます。アリアナさんも実は数年前までは、どこにでもいる多忙なビジネスウーマンの一人でしたが、ある日疲労で倒れ、アゴとオデコを怪我したことから自分の生活習慣を見直します。

アリアナ・ハフィントン↑睡眠の重要性をTEDでプレゼンするアリアナさん

アリアナさんは睡眠について本格的に研究を始め、様々な医者や科学者からアドバイスを貰った結果、「仕事の生産性を上げ、人々を感動させて、人生を楽しいものにするための唯一の秘訣は十分な睡眠を取ること」という結論を導き出します。TEDトークのスピーチで次のように述べています。

「前夜に4時間しか睡眠を取らなかった男性と食事をする機会が最近あったんです。私はその男性と食事をしながら心の中ではずっとこう思っていました。もしあなたの睡眠時間が4時間ではなくて、5時間だったら、この食事はもっともっと楽しいものになっていたでしょうね。」

アリアナ・ハフィントン↑睡眠時間が少ない人との会話はつまらない。

アリアナさんはなぜ高いIQや学歴、ビジネス経験を多く持ったCEOや政治家が酷い意思決定をしてしまうのかを例に上げ、休日や睡眠を削って働き、仕事一本に集中し続けることが「男性」のステータスであり、それが従来の成功モデルであったと指摘しています。

アリアナ・ハフィントン↑日本でも長時間働くことは美徳とされている。

CEOや政治家がすべきことは24時間働き詰めになることではなく、「タイタニックが氷山にぶつかる前に、氷山を見つ出すことです。」ほとんどのCEOや政治家がタイタニックが氷山にぶつかった後で、やっと氷山の存在に気づくとアリアナさんは指摘し、その原因の多くは、働き詰めで睡眠時間が短く、意思決定の力が鈍っているからだと断言しています。

タイタニック_沈没↑睡眠時間が減ると氷山の存在に気づかない。

ウィンストン・チャーチル、レオナルド・ダ・ヴィンチ、そしてジョン・F・ケネディなども昼寝魔として知られ、Mr.Childrenの桜井さんも寝袋を持ち歩きどこでも昼寝をするそうですが、しっかりと睡眠をとらないことは、正確な「意思決定」をすることが仕事のCEOや政治家にとって、仕事で手を抜いているのと同じことなのかもしれません。

mr.children↑意思決定の原点は寝ること

IT業界には睡眠時間が少ないことを自慢する人が多いように思いますが、こうなってくると、このような人達と一緒に仕事をするのが少し怖くなってきます。(笑)ハフィントン・ポストのオフィスには昼寝用の部屋が二つあるそうですが、常に満室で、新しい昼寝ルームを作って行こうと言う計画がどんどん進んでいっているそうです。

他人と会話している時に、iPhoneをいじるなんて絶対にダメ

アリアナ・ハフィントン↑スマートフォンは素晴らしいツールですが、使い方によっては多くのものをあなたから奪う。

スマートフォンの普及によって人々はどこにいても、世の中のすべての情報にアクセスできるようになりました。ツイッター、フェイスブック、そしてLineとリアルタイムで流れてくる情報を常にチェックしていたいという気持ちは僕もよく分かります。アリアナさんは1日8時間寝ることと同じように、スマートフォンとの付き合い方についても自分の中でしっかりルールを決めて、経営者として、また一人間として大切なものを見失わないように気を使っています。

アリアナ・ハフィントン↑どんなことにも自分なりのルールを決める。

「私の場合は、本当に幸運で母親が大切なことをすべて教えてくれました。ある日、私がメールをチェックしながら娘たちと会話していると、母親がものすごい勢いで怒ったんです。”アリアナ、私は複数の事を同時にやろうとする人が大嫌いなの。軽蔑するわ”ってね。」

アリアナさんはこの母親の言葉に機に、スマートフォンとの付き合い方を改めます。人と会話している時だけではなく、自分の寝室には電子機器を一切持ち込まず、自分の娘にも寝室には電子機器を一切持ち込まないように言い聞かせているそうです。

アリアナ・ハフィントン↑母親の教えは自分の娘にも

「クリエイティビティーをマネージメントするわけではありません。クリエイティブになるために自分をマネージメントするのです。」アリアナさんはあるスピーチでこう言っていました。

現在、多くのリーダーは忙しすぎて、「創造的になるためのスペース」が頭の中にありません。ジョブズが禅の修行をし、瞑想することで頭の中に「創造するためのスペース」を作り出した話はあまりにも有名ですが、ビル・ゲイツ氏も“Think Week”と言って、1週間ほど家族や仕事仲間から離れ、南のビーチに寝そべって創造的になる時間を作っているそうです。

ジョブズ_禅↑意識を集中させるのはスクリーンではなく自分の頭の中

最近では普通に二人で会話していても、平気でフェイスブックのタイムラインをチェックする人が増えてきました。もちろん相手に失礼というのもありますが、マイクロソフトの調べでも、Emailをチェックしながら複数タスクを同時に進行させることはものすごく効率が悪いということが証明されています。大都市には田舎に比べて怒りっぽい人が多い一番の原因は、複数のタスクを同時に行うことがもの凄く多いためとのことで、「創造的になるためのスペース」をどんどん自分で食い潰してしまっていることになります。

まとめ

アリアナ・ハフィントン↑64歳、ステップダウンする気は全くない

アリアナさんはAOLにハフィントン・ポストを売却し、巨額の富を得ましたが、現状に満足せず、すでに次の大きなプロジェクトに向けて動き出しています。アリアナさんが次に目指すのがノーベル賞受賞者からスペインの失業者まで誰でも世界ベースで議論を交わすることのできるプラットフォーム、the World Postの創業です。

すでにこのプロジェクトには英国元首相のトニー・ブレア氏やGoogle元CEOのエリック・シュミット氏などが参加を表明しており、このプラットフォームが完成すれば、国や世界を動かすリーダーやCEOと失業者や学生がリアルに話し合う場所が整うことになります。

img_pod_spain-unemployment-rate-2401-pod↑現実に直面した人物とリーダー達は何を話すのか?

僕たちには想像がつなかい、人類の歴史を動かしてしまうような人達は、メディアや企業に引っ張りだこで、ものすごく忙しいように見えますが、「自分なりのルール」をしっかり作って、常に正しい意思決定ができる環境を整えたり、創造性が生まれやすくなるように頭の中を整理しています。

まだまだ日本では長時間働くことが美徳とされ、間違った意思決定をしていることにすら気づいていない企業も多いのが事実ですが、アリアナさんの習慣をマネて、ちょっと意識を変えるだけで、今までとは違った未来が見えてくるのかもしれません。

http://lrandcom.com/huffington_post_arianna_huffington

スターバックスCEOが毎朝4:30に起きる理由「21世紀の歴史は朝に作られる。」

あなたが「あと15分だけ」と布団の中でグズグスしている頃、遠く離れたアメリカでは、5時に起床したナイキのCEO、マーク・パーカーさんがすでに1時間の運動を終え、4時半に起きたアップルのCEO、ティム・クックさんは部下にEmailで指令を送り、同じく4時半に起きたスターバックスのCEO、ハワード・ショルツさんはすでに会社に出社しています。
早起き_ビジネスマン↑アップルCEO:4時半に起きてまず部下にメールを送る。

世界のCEOはほとんど例外がないほど早起きです。CNBCのレポーター、Julia Boorstinさんは毎年数えきれないほどのCEOにインタビューをしていますが、早起きを習慣にしていないと答えたCEOは一人、二人ぐらいしか記憶にないそうです。

早起きをして何をしているかは人それぞれですが、ジャック・ドーシーさん(ツイッター創業者)、リチャード・ブラウソンさん(ヴァージン・グループ会長)、そして、マリッサ・メイヤーさん(ヤフーCEO)と早起きを習慣にしているCEOの名前を上げればきりがありません。

早起き_ビジネスマン↑リチャード・ブラウソン:人生は刺激的すぎる。休暇中でも5時45分には目が覚めてしまうよ。

朝まで遊んで、昼12時頃に目が覚め、もの凄く憂鬱な気分になった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。これは1日の中で一番付加価値の高い時間を逃してしまったことが原因であると考られており、科学的に証明されつつあることですが、「What the Most Successful People Do Before Breakfast(成功者は朝食をとる前に何をしているのか)」の著者である、Laura Vanderkamさんは次のように述べています。

「数多くのリサーチが証明しているように、早朝は”意思の力の供給”が一番高まる時間なのです。ダイエットで失敗するのは朝食よりも夕食の方が圧倒的に多いことからも分かるように、クリエイティブな仕事、運動、そして友人や家族との関係を深めるためにも、早朝の時間に投資することは私たちにとってものすごく大切なことなのです。」
早起き_ビジネスマン↑スターバックスCEO:毎朝4時半に起きて、妻にコーヒーをいれてあげるんだ。

20世紀は、本来は真っ暗なのスペースに、派手な電飾を持ち込んで電力を大量消費するライフスタイルが主流でした。しかし、私たちは地球上の資源をたった数十年間で使い切ろうとしています。

従来人間は日の出と共に目覚ます生き物であり、夜型のライフスタイルが生まれたのは本当に最近のことです。20世紀の歴史は「夜」に作られましたが、多くの先駆者がすでに行動に起こしているように、21世紀の歴史は「朝」に作られるようです。

大量消費時代を経て、私たちは人間本来の姿に戻りつつあるのです。

早起きは3億の得だ。

早起き_ビジネスマン↑早朝の1時間は日中の2時間分の価値がある。

日本では深夜まで働いていることが、ひとつのステータスになっており、早起きしてるなんて周りの人に話すと、「なんか年寄りクサイ」と言われあまり共感を得ることがありません。

しかし、哀川翔さんが早起きは3億の得と名言していることや、世界の成功しているCEOがもの凄く多忙で疲労も多い中でも、あえて早起きをし続けることには多くの理由があります。

早起き_ビジネスマン↑ジョブズも6時に起きて子供が目を覚ますまでの時間を大切にしていた。

「成功者は朝食をとる前に何をしているのか」の著者である、Laura Vanderkamさんによれば、早起きを習慣としている人は、朝の時間を使って、「すぐに結果に結びつかないが、長期的に考えて利益になる」ことに対して投資する傾向があり、それは大きく3つのカテゴリーに分かれます。

1. キャリアに栄養を与える–戦略を立てて、仕事に集中する。

2.人間関係に栄養を与える–家族や友人と過ごす時間にあてる。

3.自分自身に栄養を与える–運動や瞑想、クリエイティブなことに時間をあてる。
早起き_ビジネスマン↑GE CEO ジェフリー・イメルトさん:「5時半には起きて運動しながら新聞とニュースを見ているよ。」

家族と過ごす時間や定期的な運動の重要性は誰もが理解しています。しかし、緊急な用事ではないので、会議や飲み会など「言い訳」を作ってスキップすることが多いのではでしょうか。

家族との時間や運動はいつでもリスケすることができますが、気づいたころにはもう手遅れという場合もあります。あなたにとって重要性が高いことを早朝に済ませることで、他人や会社にとって重要なことにあなたの時間を奪れることはありません。
早起き_ビジネスマン↑哀川翔:「僕は早朝の時間を趣味に使ってる。いつ誘われても大丈夫なように常に準備しておくんだ。」

早朝は「意思の力の供給」が一番高まる時間帯ですが、1日の中で様々な人とやり取りをしたり、会議や討論などをしていくうちに意思の力はどんどん弱まり、そのような状態で重大な意志決定をしても良い結果は生まれません。

ハイデルベルク大学のChristoph Randler教授は次のように述べています。

「早起きを習慣としている人は長期的に物事を考ることができる人が多い。調査によって分かったことは長期的に考える姿勢がしっかり自分をコントロールし、それが本人の自信に繋がると言うことです。」
早起き_ビジネスマン↑マイケル・ジョーダンも朝型でとにかく自分に厳しいプレイヤーだった。

英語を学ぼう、ダイエットをしよう、家族とゆっくり話しをしよう、自分でどんなに固い決意をしても、忙しい日々の中で周りがあなたの時間を奪い、結局中途半端な形ですべてが終わってしまいます。

成功者は長期的な視点で物事を考え、自分にとって大事なことは日中どんな用事が入っても大丈夫なように朝一番で終わらせることを心がけているようです。

早朝×(運動+創造性)=21世紀型のライフスタイル

早起き_ビジネスマン↑Twitter創業者:毎朝5時半に起きて6キロのマラソンを欠かさない。

毎朝は早起きをすることは重要ですが、いくら早起きしてもただテレビを見ていたり、ダラダラとSNSのタイムラインを眺めていては意味がありません。

様々な成功者の早朝時間の使い方を調べてみると、運動、もしくはクリエイティブな仕事に時間を使う人が圧倒的に多く、その根拠も科学的に証明されつつあります。
早起き_ビジネスマン↑オバマ大統領夫人:「子供が起きる前に運動を済ませたいの。毎日4時半に起床してるわ。」

早朝に運動をすることで、細胞の新陳代謝が行われ、1日を通してカロリーが燃えやすい状態を作ります。さらに定期的なルーティンとして続けられている運動の9割が早朝のエクササイズという調査結果もあり、「意思の力」も平行して、早朝に運動するメリットはもの凄く大きいようです。「成功者は朝食をとる前に何をしているのか」の著者である、Laura Vanderkamさんは次のように述べています。

「大企業のCEOはとにかく忙しい人達です。もし彼らが運動するために時間を作るのであれば、それは間違いなく重要なことなのでしょう。」
早起き_ビジネスマン↑オバマ大統領:世界一忙しい大統領でも早起きして運動をする。

さらに起床直後に脳の創造性が最大化されることが、科学的な研究によって証明されています。あるリサーチで早朝の脳の働きと夕方の脳の働きをMRIスキャンを通じて調査をしたそうですが、明らかに早朝の脳の方が集中力が高かったそうです。

さらに、Laura Vanderkamさんが朝6時から朝9時までのツイッターのタイムラインを調査したところ、「awesome(素晴らしい)」や「super(スーパーだ)」という言葉が1日のどの時間よりも圧倒的に多く見られたという調査結果もあります。

早起き_ビジネスマン↑MRIスキャン:早朝の脳の方が圧倒的にアクティブ。

「早朝の創造性」という観点からツイッターの創業者、ジャック・ドーシーさんが仕掛け人のひとりと言われている「Third Wave Coffee Movement」が現在アメリカで注目を集めつつあります。

スターバックスは忙しいビジネスマンが空いた時間に仕事を片付けるためには持ってこいの場所ですが、起業家やクリエイターがゆっくりと新しいアイデアを考えるための場所には最適ではありません。それに気づいたドーシーさんは、感度の高い人がゆっくり集まって過ごせ、本当に質の高い豆から挽いたコーヒーを出すカフェを郊外に開業しました。
早起き_ビジネスマン↑アメリカで注目を集める、「Third Wave Coffee Movement」

このThird Wave Coffee Movementについてクリエイターの高城剛さんは次のように述べています。

「日が昇って早々に行動することのほうが人間として自然であり、いまや仕事の前に朝カフェで会うことが米国中でトレンドになっている。サードウェーブコーヒーなど最近のユニークなお店のほとんどが、営業時間が朝6時から夕方6時までなのも興味深い。」
早起き_ビジネスマン↑高城剛:「21世紀の歴史は朝作られるだろう。」

20世紀は健康を害してでも生産性を求めて働くのが美徳とされていましたが、21世紀を生き抜くためには「健康管理」と「創造性」が大切です。起床時間を変えることは20世紀型の人間から21世紀型の人間に切り替える良いいスイッチになるのかもしれません。

まとめ

早起き_ビジネスマン↑早起きしなきゃいけない理由は揃った。

サイバーエージェントの藤田さんがインテリジェンスでの修行時代、多くの社員が「頑張っているアピール」のために夜遅くまで残っていることに嫌気が指し、朝型のライフスタイルに切り替えたと本に書いていましたが、いくら頑張って早起きをしようとしても、毎日終電で帰っていては間違いなく早起きなどできません。

哀川翔さんは早起きができない人に対して次のようなアドバイスをしています。

「みんな朝早くに起きられないって言うけど、答えは簡単だよ。早く寝ないからでしょう。で、早く寝られないっていう のは、早く起きてないからだよね。 「早寝早起き」っていう言葉は間違い。「早起き早寝」が、正解でしょ。」
早起き_ビジネスマン↑スターバックスCEO:「私は6時に出社して19時には家に帰るよ。」

会社の人よりも先に帰り、22時、23時に就寝するのは少し勇気がいることかもしれませんが、そんなことを気にしていては本当に自分に取って大切なものは、他人の予定に押しつぶされてしまいます。

ベンチャー企業などでは夜中まで残って仕事をしているように見えますが、ほとんどFacebookのタイムラインを眺めたり、スマホをいじっているだけで、集中して仕事をしている人などほとんど見たことがありません。

新しい世紀の最初の10年は、どの時代も前世紀からの「乗り換えの10年」ですが、創造性が必要とされる21世紀の歴史は間違いなく「朝」に作られます。日本には「早起きをする人で家族を幸せにできなかった人はいない」という諺があるくらいです。

とりあず、「早寝」から始めることであなた人生は大きく変わるのではないでしょうか。 

http://lrandcom.com/why_starbucks_ceo_get_up_four_thirty_in_the_moring

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