◉オーソモレキュラー 分子整合栄養医学:病気や不調を薬ではなく最適な栄養素を使っって改善する。
◉ランセット科学雑誌の夜と、脂肪摂取割合が高い人は死亡率が下がり、炭水化物摂取量が多い人は死亡率が高い。野菜は豆は従来考えているほど取らなくて良い。
◉脳の栄養はタンパク質、鉄、フェリチン貯蔵量であり、脳の神経伝達物質の主原料であり、糖質ではない。血糖値が上下するのは脳に良くない。
◉脳の安定に不可欠な栄養素はビタミンB群 豚肉 レバーあさり ごま しじみ
やる気の源ドーパミン、集中力を高めるノルアドレナリン、幸せ気分のセロトニン
◉亜鉛は細胞活性化に重要で不足すると、肌荒れ抜け毛、アトピー性皮膚炎の原因になる。赤肉、貝類、牡蠣やうなぎ、レバー、海藻類、チーズ、チョコレート、魚
◉食べる順序:1肉や魚や卵 2野菜 3お腹に余裕があればご飯 血糖値の観点から繊維のあるサラダが一般的だが、大事なタンパク質が最初。
◉外食:ラーメンパスタ丼モノなどの一品ものは避ける。定食屋やファミレスで数種類の食物を食べる方が血糖値が緩やかに上昇するので良い。
◉同じものを毎日食べず、肉の種類や野菜も毎日変えることにより、遅延性アレルギーを防ぐ
◉オイル:良い油を摂取する。ココナッツオイル、ココナッツバター、牛脂は脳へのエネルギー補給。オメガ3系 亜麻仁 エゴマ 青魚の油。オメガ9系のオリーブオイルで体に悪いオメガ6系サラダ油をリプレイス。

アレルギー
◉小麦は腸を荒らし、腸に穴が開く。穴が開くと、分解されないタンパク質が通りアレルギーとなる。
腸にとってNGなのはグルテンとカゼイン。カゼインは乳タンパク質に多く含まれるので牛乳やヨーグルトは我慢。ヨーグルトは乳酸菌が良いのであり、乳製品が良いわけではない。花粉症を治すのに必要なのはビタミンD(しらす、しゃけ、いくら、キクラゲ、イワシ、干し椎茸)
◉亜鉛は細胞分裂に必要ミネラル、免疫細胞の働きを高める。(牡蠣、赤身、レバー)
◉細胞の寿命。寿命が長い細胞の代表は脳細胞。人間の一生と同じくらい長い。内臓の細胞寿命は短い。2−3日で新しい細胞に入れ替わる。今日食べたものは3日後の粘膜となる。
◉腸は第二の脳。腸ではドーパミンやセロトニンという脳で働く神経伝達物質を作る。不安を解消したり、幸せを感じるセロトニンに至っては9割が腸で作られる。
◉炎症を抑えるにはオメガ3系脂肪酸。青魚の油、エゴマ、しそ、亜麻仁。熱に弱く酸化するので、ドレッシングに使う。
◉鉄欠乏症の女性は花粉症やアレルギーになりやすい。レバー赤肉、魚がよい。ほうれん草やひじきなどの植物性は吸収率が悪い。
◉亜鉛は細胞分裂を活性化させ、新陳代謝を促す役割。免疫システムで重要な役割の白血球は亜鉛が不足すると減少する。粘膜を強くするビタミンAの働きを助ける役割もあるのでアレルギーの緩和に重要。牡蠣が良い。

ストレス
◉オーソモレキュラーの敵はストレス
肉を食べ、タンパク質を摂取しても、タンパク質が脳の神経伝達物質などに変換される際には、ビタミンB群が欠かせない。タンパク質と同じぐらい重要。しかしビタミンB群は簡単に消費される、例えば糖質の取りすぎやアルコールなどでもビタミンBが消費されます。中でも一番影響力が大きいのはストレス。
例:難解な数学のテストを数日にかけて数回行い、その後に尿中に出るビタミンB代謝産物を調べたところ、1回目のテストの時点でビタミンB消費が始まり、テストをやめて3日経過しても代謝物が増え続けた。ストレスを断ち切ることはできませんが、サプリなどでビタミンBを補充することで、ストレスに立ち向かうことができる。

タンパク質必要量
◉体重1kgあたりタンパク質必要量は1−1.5g 体重50kgの場合 1日600g 1食200g 手のひら二つ分
◉グルテンとカゼインはダメ。腸にとって良いのは乳酸菌であり、ヨーグルトではない。乳酸菌はぬか漬けやキムチからとる。バターは乳製品だが、バターには乳由来のタンパク質がほとんど含まれていないからOK.

栄養面からのアプローチで子供は変わる。
◉イギリス科学雑誌ランセットによると、「ADHDの子供と食物アレルギーの関係」
ADHD :注意欠陥多動性障害、落ち着きがない、ぼんやりする、注意力がない。
遅延性アレルギーのあるADHDの子供たちがアレルゲンである食材を排除したところ、約半数の子供たちのADHD的な行動に顕著な改善が見られた。
◉アメリカ精神科医マイケル・レッサー博士は「多くの心の病(精神疾患)にはアレルギーが関与している。」と繰り返し力説しています。
食事を変えるだけで親子の間に笑顔が戻るとすれば、やってみて損はない。

集中力のある子ほど栄養には気をつけてる。
◉発達障害の特性は、一つのことに対して驚くべき集中力を発揮する。絵を描く、パズル、将棋等 物凄い勢いで栄養素が消費される。脳の神経伝達物質を作るのはタンパク質とビタミンB群。問題は栄養を使うだけ使って補充されない場合、脳の栄養不足に陥る。うつ病などの精神疾患になる可能性がある。

不妊治療
◉男性の場合は栄養状態が改善されると1−2週間で精子の量、質、動きが良くなる。女性の場合は卵子や子宮内膜やホルモンの材料になる栄養を増やすことで卵子のグレードが上がる。
◉コレステロール摂取でホルモンを作る:肝臓から脳へ:プレグネロン
ー性ホルモン
ーコルチゾール:ストレス耐性
ーアルドステロン:血圧を保つ
卵、良質な脂肪、鉄分、レバー
◉子宮内膜を厚くするためには細胞分裂を促す必要がある。
ビタミンA:レバー、人参、うなぎ
ビタミンD:シャケ:しらす:きのこ
ビタミンE:アーモンド:アボガド:たらこ
◉男性精巣強化
亜鉛:牡蠣、レバー、赤肉
DHA:青魚、エゴマ油、亜麻仁油
コレステロール:卵
 
加工食品やスナック菓子はリン酸が含まれている。Phosphate含有量下記リンク
 
リン酸は亜鉛の吸収を妨げるので気をつける。